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子育ての悩みQ&A
Q.
 ことばや発音が気になります
  2才、3才のこどもがいます。ことばや発音が気になります。親として、どんなかかわりをしたらよいでしょうか。


A.
 ことばと発音を育てるには原則があります。
   ことばと発音を育てるには原則があります。
もちろん、聴覚、唇、舌、声帯、肺等の機関が正常であることが前提条件です。音への反応、発声量、ことばの増えの有無に気をつけてみましょう。この上で次の三つの原則を実行してください。

(1)こどものよい遊び相手になること。
共に楽しみ、心の触れ合い、心の通いを。

(2)こどもへのよい話し相手になること。
こどものことばの発達レベルよりも少し上の発達レベルでことば掛けを。ゆっくり。表情、目の動きに注意して。絵本の読み聞かせを。ほめことば、認めことばを増やす。

(3)よい聞き手になること
おかしい言葉への注意をやめる。途中でさえぎらない。よい見本、正しい手本を大人が示す。

 ことばにとって何よりの養分は、愛情をこめた人間関係です。この関係の中でこどもは、大人からの話しことばの預金をたくさん脳裏に刻み込みます。こどもは話しことばが、先にあるのではなく聞きことばが先です。しかし、聞きことばが先だからといって、一方的な喋りかけは適切ではありません。大人が話しかける→こどもが表情や目の動き、あるいは喃語やことばでそれに応じる。それに応じて、また、大人が応じる、という応答関係が大切です。私たちは、ことばと言いますとつい『話しことば』だけに心を奪われがちですね。しかし、基本的には、ことば以外の身ぶり、まなざし、行動等の表情もコミュニケーションの手段です。大人は、こどものこんな表情を汲み上げ、ことばづけをしてあげましょう。また、あいづち、うなづきも、ことばが育つための重要な要素です。
 ことばが育つことと上手に食べることは、大変関連深い事柄です。
 ことばは、口唇、舌、顎、呼吸、ほほの筋力の発達に関係します。一つのことばが出てくるためには、これらの器官が精密な機械のように協応しパランスしています。食物をこぼさず食べる。コップや哺乳ビン・ストローから飲めるためには、この器官の発達がなければなりません。
 ことばは、手先を使いこなす。身体を使いこなすこととも関連します。発声は肺をしっかりと踏んばる足の力、腹筋によって助けられます。私たちは、たくさんの情報を瞬間的に脳に受けとめ整理しますが、この働きのことを「感覚統合」といいます。この能力は、脳全体の働きに関連しますが、遊びや運動によって発達が促されるのです。ことばが脳の働きによることは、論を得たないことですね。
 いろいろなことを述べましたが、人らしい暮らしの中で、ことばは育つものです。人らしい、かかわりのある生活を築きたいものです。
 


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